マーベル映画初心者に贈る、『スパイダーマン:ホームカミング』を観る前に知りたい3つのポイント

マーベル・シネマティック・ユニバースの最新作『スパイダーマン:ホームカミング』が8月11日より全国の劇場にて公開される。マーベル・ヒーローとしてはおそらく日本で一番よく知られたこのヒーローの名前を、みなさんもきっと聞いたことがあるはずだ。今回スクリーンに登場するのは、そのスパイダーマンというヒーローの最新形。これを機会に初めて観てみようと思っている人もいることだろう。

しかしながら、あなたは「正直よくわからない……」という感想を抱いてはいないだろうか。昔公開された映画とは違うの? 今回はアベンジャーズの人が出てるって聞いたけど? マーベル・シネマティック・ユニバースって何? 最新作ってことは前の作品があるの? など、実は『スパイダーマン:ホームカミング』は、新シリーズ第1作にして非常に疑問が生まれやすい映画なのである。

そこで今回は、ほとんどヒーロー映画について知らない、スパイダーマンの映画も観たことがないあなたのために、『スパイダーマン:ホームカミング』を観る前に知っておきたい3つのポイントを解説していこう。

1. 『スパイダーマン:ホームカミング』の成り立ち

最初に述べたとおり、『スパイダーマン:ホームカミング』はマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)の最新作だ。そしてスパイダーマンにとっては、これがMCUに加わって初めての単独映画なのである……というと、早速よくわからないかもしれない。

そもそもMCUとは、2008年『アイアンマン』から始まったマーベル・スタジオ製作による映画作品群だ。『アイアンマン』シリーズのほかには、『キャプテン・アメリカ』や『マイティ・ソー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ、そして『インクレディブル・ハルク』『アントマン』『ドクター・ストレンジ』がある(順不同)。きっと、どれかひとつくらいは名前を聞いたことがあるのではないだろうか? また、かのメガヒット作品『アベンジャーズ』シリーズは、これらの映画に登場したヒーローが顔を揃えるストーリーとなっている。『スパイダーマン:ホームカミング』は、この作品群の最新作にして第16作目(!)なのだ。

このMCUの特徴は、すべての登場人物が同じ世界に生きており、すべての出来事が同じ世界で起きているということだ。それぞれの映画の舞台が地球でも宇宙でも、ひとつの世界観のもとですべての物語が展開しているのである。だから『スパイダーマン:ホームカミング』にはトニー・スターク/アイアンマンが登場するのだし、またスパイダーマンも別の映画にゲスト出演したことがある。最近では作品を超えて物語が繋がりはじめており、ひとつの物語を連続で楽しむ面白さも生まれつつあるのだ。

さて、話を戻そう。
『スパイダーマン:ホームカミング』は、このMCUにスパイダーマンというキャラクターが参加して初めての「単独映画」、すなわちスパイダーマンが主人公の物語だ。かつて2002~2007年に製作された『スパイダーマン』3部作、そして2012, 2014年の『アメイジング・スパイダーマン』2部作はこのMCUには一切関係がない。『スパイダーマン:ホームカミング』とは物語もつながっていないので、とりあえず今回の映画だけに興味があるという人は一旦気にしなくてもいいだろう。

2. でも、いきなり観ても大丈夫なの?

それにしても『スパイダーマン:ホームカミング』がMCUの第16作で、しかも最近はストーリーが繋がっているなんて……。いきなりここから観て理解できるのかな、面白いのかな、と思った人も少なくはないはずだ。MCU作品のうち、すでにソフト化/配信されている映画は全14作。そう、すべてをぶっ通しで観ても24時間では足りないのである。

しかしあえて言おう。今までMCU作品を観たことがなかったとしても、『スパイダーマン:ホームカミング』をいきなり観てしまってまったく問題ない!

なぜなら繰り返し述べているように、本作は映画版「スパイダーマン」の新シリーズ1作目で、主人公ピーター・パーカーの物語はここから始まるからだ。あなたは15歳の新人ヒーロー、ピーターが繰り広げる冒険を彼と同じ目線で追いかけていけばいい。師匠のトニー・スターク/アイアンマンも、きっとピーターと一緒にあなたを導いてくれる。

それに、スパイダーマンという超有名ヒーローからMCUの世界に入っていくことは、きっと新しい映画に挑戦するというハードルも少しだけ下げてくれるに違いない。たとえばスパイダーマンがどんなふうに飛んで、どんなふうに敵と戦うのか、なんとなくでも知ってはいないだろうか?

3. 予習できる時間がある人のために

とはいえ、「まったく予習せずに『スパイダーマン:ホームカミング』を観ても絶対に大丈夫」と言い切りつつ、同時にこうも記しておきたい。「予習できるなら予習した方が絶対に面白い」と。

MCUの魅力のひとつは、揃いに揃った個性豊かな登場人物たちと、彼らが織りなす様々なスケールの魅力的なストーリーにある。スパイダーマンの物語は本作から始まるが、その世界ではすでにいろんな事件が起きているのだ。そこで今回は『スパイダーマン:ホームカミング』をより楽しむために、過去のMCU作品から厳選した3本をご紹介したい。

師匠もはじめはヒーローじゃない『アイアンマン』(2008)

『スパイダーマン:ホームカミング』ではピーターの師匠として登場するトニー・スターク/アイアンマンも、もちろん最初からヒーローだったわけではない……。天才科学者で大富豪だったトニー・スタークをヒーローの道へと突き動かしたものはなんだったのか、彼が最初に戦った敵とは? アイアンマン誕生の経緯を押さえておくと、トニーの抱いている葛藤や、ピーターとの関係性への理解がグッと増すはず。

ピーター・パーカー エピソード・ゼロ?『アイアンマン2』(2010)

たとえば『アイアンマン』が「トニー・スタークがヒーローになるまでの物語」だとすると、『アイアンマン2』は「ヒーローとしてさらに成熟する物語」だ。この頃はまだ“新人ヒーロー”に近いトニーの活躍を忘れずに観ておきたい。
ちなみに最近になって、「スターク・エキスポ」のシーンに登場する少年が幼いピーター・パーカー、のちのスパイダーマンであることが明かされている。つまり本作は「ピーター・パーカーの序章」ともいえる映画なのだ。あの少年が今ではスパイダーマンとして街を飛び回り、アイアンマンとともに戦っているのだと考えると、きっと胸が熱くなるに違いない。

ニューヨークでの激突『アベンジャーズ』(2012)

スパイダーマンは登場しないものの、MCU最初の「お祭り映画」として観ておきたい一作。アイアンマンをはじめ、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ……キャラクターの立ちまくったヒーローが集結して活躍するので、それ以前の物語がわかっていなくても絶対に楽しいはず。また本作を観れば、各キャラクターに秘められた物語もきっと知りたくなることだろう。
そして本作の要素は、なんと『スパイダーマン:ホームカミング』のストーリーにも直接関わってくる。映画のクライマックス、ニューヨークでの激突に注目だ!

ちなみに先に触れた「スパイダーマンがゲスト出演した映画」とは、2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のこと。予習の3作品には含めなかったが、『スパイダーマン:ホームカミング』の予告編からもうかがえるように、ストーリーが直接繋がっている初登場作品(メイおばさんも登場!)だ。MCUにおける重要作の一本として、こちらもぜひチェックしてほしい。

『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日全国ロードショー。Huluでは、『スパイダーマン:ホームカミング』のインタビュー映像や特典映像なども配信中だ。Huluでしか観られないインタビューもあるぞ!またマーベル映画作品を期間限定で見放題配信中。

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