先読み厳禁!観てから読んで 『シャークネード』ディープ解説【アサイラム作品徹底特集】

君は、アサイラム作品を知っているか?

アサイラムとは、『シャークネード』の世界ヒットで一躍人気を上昇したアライサム作品とは、有名作品に”乗っかった”タイミングでリリースする、【モックバスター作(模倣作)】でも有名な、カルト的ファンも多いアメリカの映画制作会社だ。

今回は、アサイラム映画に明るいお宝映画発掘家、中野ダンキチさんに映画『シャークネード』を、どこよりもディープにたっぷり語っていただいた。

アイアン・ジーリングが最も大変だった撮影は?

主人公のフィン役アイアン・ジーリングが、『シャークネード』シリーズ5作品中で一番大変だった撮影としてあげているのが、エイプリルの家の中でのサメとの格闘シーンです。
撮影は深夜の午前2時頃に行なわれ、長時間水の中に浮かんでいなければならない状態、しかも水温が低く凍えそうだったんだとか。
そう言われれば、なんだか寒そうな感じに見えてきますね。

この出演者に注目

バスの運転手役として登場するロビー・リストは、長髪メガネでややぽっちゃり体型、そしてなんといっても、その後の衝撃シーンにつながる印象的な役柄なので一度見れば覚えていることでしょう。
彼のキャリアは長く、子役時代には大手ハンバーガーチェーンのCMに出たり、役者だけではなく声優として映画『ミュータント・タートルズ』(90年代版)のミケランジェロ役で出演などもしています。
しかし何と言っても注目ポイントは、彼とアンソニー・C・フェランテ監督とのバンド”QUINT”としてのミュージシャンとしての活躍です。
『シャークネード』シリーズでは、おなじみの♪デデデデン シャーク!♪の「(The Ballad of) Sharknado」をはじめ、シリーズ全てでエンディングテーマや挿入歌を提供。
フェランテ監督がボーカルを勤めることが多いのですが、『シャークネード カテゴリー2』のエンディングテーマの「I’m Going to Take a Bite out of the Big Apple (Before It Takes a Bite out of Me)」など、ロビー・リストによるボーカル曲も複数あります。

フィンの友人として、ジェットスキーや車を運転したり、サメ退治に参加したりとメインキャラクターのバズ役を演じたのは、ジェイソン・シモンズ。
本作ではアクティブに大活躍でしたが、『トリプルヘッド・ジョーズ』にも出演しています。
そちらでは、メガネをかけて知的なスタイルのネルソン博士役という本作の印象とは全く異なるキャラクター。
両作品での、ジェイソン・シモンズの変貌ぶりもぜひ見比べていただきたいところです。

”聖地”あのシーンが撮影されたのは…

冒頭のシーンは”超”観光名所

フィンの店があった観覧車のある桟橋。
こちらはロサンゼルスを訪れた方なら、多くの方が観光で行く名所中の名所であるサンタモニカ・ピア(桟橋)。
桟橋途中には遊園地があり、そこにはもちろん”あの観覧車”も存在します。
しかし、実際にはゴロンゴロンと観覧車が回転してぶつかる方向に建造物は無く、少々離れたサンタモニカプレイス(ショッピングモール)そばにある場所で、ぶつからない角度に立っているビルに当たったことになっています。
また、転がっていく方向は、なかなかの上り坂。まさに映画ならではの演出です。
そしてフィンの店の中の撮影は、桟橋ではなく車で10分ほど南下した Mo’s Place というスポーツバーで撮影が行なわれています。
ちなみに映画とは関係ありませんが、サンタモニカ・ピアの遊園地には、『シャークネード』の影響があるのか無いのかは全く不明ですが、サメの口の中に乗るようなコーヒーカップ系のアトラクション”Shark Frenzy”が2017年4月誕生しています。

”あの橋”は隠れ名所

ストップしてしまったバスの子どもたちをフィンが橋の上から救出するシーン。『シャークネード』でも代表的な場面ですが、撮影が行なわれたのは、ダウンタウン中心部から東に進んだ川に掛かる橋の6thブリッジ。
その後の伏線としてHOLLYWOODサインが遠くに見えるという、実に細かいCG処理もされていたりするのも驚きではあるのですが、さらに驚くべきことに、この場所実はメジャー映画の撮影ポイント。
『ターミネーター2』(T-1000 が出現する場所)、『ダークナイト ライジング』、『60セカンズ』などなど数多くの作品で登場するロサンゼルス映画撮影の”聖地”中の”聖地”。
ちなみに本作ではバスのシーンだけではなく、水が流れ込む通路や車が爆破するシーンなども、この橋の周辺で撮影されました。
しかしこの数々の名シーンを生んだこの橋ですが、老朽化により2016年より取り壊しが開始。
大変残念なことに、現在ではその姿を見る事が出来なくなってしまっています。

クライマックスは、あまりにも近い…。

フィンがサメに飛び込むクライマックスのシーンはいくつかの場所を組み合わせて撮影されていますが、その直前のフィンがチェーンソーを持って走ってくるシーン。
やや狭い道で、後ろにはアメリカ映画館チェーンのAMCなども見えておりますが、これがあまりにも意外すぎる場所で撮影が行なわれております。
その場所とはなんと、バーバンクにあったアサイラム旧社屋の一本隣の路地…。
ビックリするほど手近で済まされているのです。


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