新感覚!『ワンダーウーマン』で感じた「女性監督ならではのこだわり」は?アメコミ芸人しゃべんじゃーず座談会 Part3

世界中でぶっちぎりの大ヒットを飛ばす、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)が放つ話題作『ワンダーウーマン』が、この夏ついに日本に上陸した。

NEW BRIDGEでは、2017年8月8日に開催されたジャパン・プレミア終了後、アメコミ芸人「しゃべんじゃーず」の柳生玄十郎、みなみ、綾瀬マルタ、エージェントKAIの4名をゲストに迎え、『ワンダーウーマン』を「楽しく、喋り尽くす」座談会を開催した。
果たして、全編を観終えたばかりのしゃべんじゃーずの4人は話題作『ワンダーウーマン』をどう楽しみ、どう評価したのか?

この記事では、『ワンダーウーマン』で感じた「女性監督らしさ」について談義。パティ・ジェンキンスがメガホンをとった『ワンダーウーマン』は女性監督の作品として映画至上最高の興行収入記録を打ち立てた。これまでのヒーロー作品とは異なる、パティ・ジェンキンス監督ならではのこだわりを感じたポイント、あなたはどう感じた?

注意:この記事では、『ワンダーウーマン』のネタバレ内容が含まれております。映画を鑑賞されていない方はお気をつけください。

 


今回登場するHuluサポーター(順不同、文中では敬称略)


 ワンダーウーマンで感じた「女性監督らしさ」のポイント

綾瀬マルタ:『ワンダーウーマン』には、女性監督らしさがありましたね。ダイアナがアイスを食べるシーンって、男性監督だったら作らないかなって思う。「初めて食べるアイス」って、女性監督ならではのアイデアですよ。

柳生玄十郎:戦争の描き方も、男の監督が撮るであろう描き方をしてなかった。とにかく弱者にスポットを当てていて。男性監督が撮る戦争って、「勝つか負けるか」じゃないですか。

綾瀬マルタ:ダイアナの目線が秀逸に絵にも現れてましたよね。外の世界に初めて触れてみて出会う衝撃というか。弱き者が苦しんでいるのがなぜ許されているの?っていうのが…。

柳生玄十郎:戦争映画って、「100人を助けるためなら、10人の犠牲はいとわない」という考え方が描かれることが多い。でも『ワンダーウーマン』では、まず弱いものから助け出すという。

みなみ:目の前にいる人から一人ずつ助けたい、という気持ちが強かったですよね。

柳生玄十郎:その想いが女性監督ならではやなぁ、と。

みなみ:それから終盤で、ワンダーウーマンの耳が聞こえなくなるシーンの回想!最後に”アイ・ラブ・ユー”をちゃんと言わせてくれるのは、女性監督ならではですよ!

綾瀬マルタ:そう?(笑)

みなみ:本当に良かったんですよ。最初は(”アイ・ラブ・ユー”を)言わないんじゃないかと。

柳生玄十郎:確かに、回想で告白シーンをもう一回やるって、今までにないですよね。

みなみ:ないですよ。愛の告白って、基本的にヒーロー映画では珍しいじゃないですか。「付き合ってるんだろうなぁ」という雰囲気だけで終わらせるんじゃなく、ちゃんと”アイ・ラブ・ユー”を言わせるっていう…。そこがメッチャ良かったです。

© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

柳生玄十郎:ラブシーンが抽象的やった。女性監督やなぁ!って。

綾瀬マルタ:ロマンチックですごく良かった!

みなみ:綺麗な感じでまとめたな、っていうね。

NEW BRIDGE:雪の中のダンスシーンも良かったですよね。

みなみ:“魔法みたい”っていうセリフにはハッとさせられた。

柳生玄十郎:あれも(監督が)男だったら…。

エージェントKAI:出ないフレーズですよね!

みなみ:だからこそ女性も観やすくなる。ヒーロー映画ってやっぱり入りにくいところもあるから。すごく良い作品でしたね。

スタイリッシュなのに力強い ─ 新感覚アクションに圧倒

柳生玄十郎:僕は、女性ヒーロー映画としてアピールされても、正直そこまで魅力を感じない。やっぱり自分がなりたい対象に憧れるので。僕は女性ヒーローにはなれないから、憧れないんですよ。ただ、ワンダーウーマンは違った。めちゃくちゃカッコよかったんですよ。人生で初めて女性ヒーローに憧れてしまった。

エージェントKAI:アクションも、生身で戦っていて凄かったですよね。

みなみ:セミッシラのビーチでの戦闘、本当に良かった!

エージェントKAI:女性のアクションシーンって、「痛そう」というより、ダンスのような美しさがある。でも『ワンダーウーマン』のアクションは、「この人たち、ガチやん」と思う迫力があった。

NEW BRIDGE:セミッシラのシーンでは、世界中から女性のボクサーやアスリートを集めたそうです。

柳生玄十郎:へぇー!ガル・ガドットも兵役の経験がありますしね。

みなみ:セミッシラのビーチでの戦闘シーンを観て、私ちょっと強くなった気がしましたもん。

エージェントKAI:わかる!カンフー映画とか観た後の、あの高揚感だと思う。

みなみ:幼少期のダイアナと同じ気持ちで、修行したら私もあんな風に戦えるのかな、って。

綾瀬マルタ:まだ間に合うよ。

みなみ:まだ間に合います?(笑)

NEW  BRIDGE:あのアクションは新感覚でしたよね。すごくスタイリッシュで美しいのに、ちゃんと重厚感もあって。

みなみ:あれが男vs男だったら、ただの肉弾戦になってた可能性がある。けど、相手が女性だったからか、めっちゃ綺麗に見えた。

エージェントKAI:開始数分で「美しく、ぶっ飛ばす」が本当にその通りだなと納得でしたよ。

柳生:アマゾネスって全員ワンダーウーマンみたいに強いものだと思っていたから、最初の1人が撃たれて倒れた時に衝撃を受けた。

綾瀬マルタ:撃たれて死ぬんだ!っていう。(特別なのは)ダイアナだけなんだ!って。

エージェントKAI:ダイアナは神の子でしたからね。

同性から見たスティーブ・トレバーは「応援したくなる」男?

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柳生玄十郎:スティーブ・トレバーも良かったなぁ!

エージェントKAI:スティーブは女性目線でもやっぱりカッコいい?

女性陣:カッコいい!

みなみ:スティーブがマル博士と話すシーンがメッチャ好きで。そこまでちょっと地味で冴えない感じを出していたんですけど、急にイケメンになったんですよ。うわぁ~!私もこの人に誘惑されたい~!って思いながら観てましたよ。たまんねぇわ!

男性陣:……(真顔)。

綾瀬マルタ:超ノーリアクション(笑)。

エージェントKAI:僕は、イケメンというよりかは、「スパイだなぁ」って思っちゃいました。

柳生玄十郎:そう!あれはスパイの技術やねん。

綾瀬マルタ:わかる。ちゃんとカッコいいっていう。

柳生玄十郎:ちょっと『クヒオ大佐』みたいやった(笑)。

NEW BRIDGE:トレバーの頑張ってる感が良かったですよね。もし『アベンジャーズ』のナターシャ・ロマノフだったら、あの仕事を完璧にこなしてたと思う。でもトレバーは、「あっ、コイツ今頑張ってるな!」っていう、応援したくなるような男だった。

綾瀬マルタ:同性から見ると、応援したくなる?

男性陣:応援したくなる!

エージェントKAI:必死でイケメンを演じてる感じが良かった。

NEW BRIDGE:本当にイケメンだったら、自分のことを「標準以上」って言わないでしょうね。

綾瀬マルタ:あぁ、そうか!でも、肉体のシルエット見て「マジカッコいい」って思っちゃった(笑)。

エージェントKAI:軍人だから、あれくらいの筋肉は欲しいかも(笑)。

「誇っていい」アイスクリームが意味するもの

みなみ:『ワンダーウーマン』の宣伝も力が入っていましたよね。女性アイテムとコラボしたりだとか。

NEW BRIDGE:日本の皆さんにもっとアピールするには、どうすれば?

柳生玄十郎:女性のお客さんをターゲットにしたいですね。女性専用車両をワンダーウーマン仕様にしてしまうとか。

NEW BRIDGE:「美しく、乗り換える」…。

みなみ:「痴漢、ぶっとばす」とか(笑)。

柳生玄十郎:それから、コラボのアイスクリーム出したらいいんじゃない?

エージェントKAI:誇っていいアイスクリーム!

柳生玄十郎:アメコミ映画で、何か食べて感想を言うって珍しいですよね。

綾瀬マルタ:『アベンジャーズ』のシャワルマ?

柳生玄十郎:シャワルマはもう、みんな死んだ顔して食ってた(笑)。

綾瀬マルタ:『アイアンマン』のトニー・スタークはチーズバーガーとか食べてましたね。

エージェントKAI:でも、『ワンダーウーマン』のアイスのシーンほど印象的なものは少ない。チーズバーガーはトニーの好物なんだな、くらいだったけど。『ワンダーウーマン』では、アイスクリームを通じて生きる喜びみたいなのが表現されていて。

みなみ:そうそう、ストーリー上は絶対必要ってわけじゃないからこそ、めっちゃ良かった。

綾瀬マルタ:ワンダーウーマンはめちゃくちゃ強いし神様なんだけど、ああいう人間っぽい姿がすごく共感できる。女の子が観ても、「こんなに強い人だけど、私と同じでアイスクリームを美味しいと感じるんだ」っていう。


 

しゃべんじゃーずの4人による『ワンダーウーマン』座談会の様子は、全四回に分けて連続掲載。

Part1:「ガル・ガドットの神々しさに涙」アメコミ芸人しゃべんじゃーず、大絶賛!ネタバレ無しで魅力語る

Part2:もしも女性ヒーローがSNSをやっていたら?『ワンダーウーマン』の次はドラマ『スーパーガール』がオススメ!

Part3:新感覚!『ワンダーウーマン』で感じた「女性監督ならではのこだわり」は?

Part4:男性ファン、原作ファンの評価は?アメコミ芸人しゃべんじゃーずが熱く説いた『ワンダーウーマン』

映画『ワンダーウーマン』は大ヒット公開中。Huluでは、主演のガル・ガドット、クリス・パイン、そしてパティ・ジェンキンス監督によるここでしか見られないインタビュー映像ほか、5種類のフィルムクリップ、TVスペシャル映像も公開中だ。

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